DESIGNER TALES
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THE SONGS REMAINS THE SAME 2. 花吹雪
 どうしてんのかな...
 だいぶ暖かく、いくらか風の強い日の昼休み。会社からどうにか歩いて行ける千鳥ヶ淵を散歩していた。平日だというのに花見客も多く、賑わっている。
「桜舞い散る九段下......」
 思わずそう呟いていた自分を、笑う。

 あの日、彼の声を合図に、共に日本国旗に敬礼をした彼女とは、音信不通になってもう何年かになる。前の冬に死んでしまった彼を真似たスーツを揃って着込み、忘れられない程に美しい桜が満開の日本武道館へ集合したのだった。

 まずはPCのメールから、そして次はケータイでのメールのやりとりの回数が日に日に減って行った。そんなよくあるパターンで、だから同じように途絶えてしまった人たちは他にも何人もいる。結婚やら出産やらをキッカケにして、こっち側とは無縁になってしまったと風の噂で聞いた人も少なくない。

 こんななって桜の下を一人で歩いていると、柄でもなくなんか妙に切なくなる。一際強い、生温かい風が吹き抜けた。
「花吹雪、花吹雪......」
 また、口に出る。“君と歩いた道”......か。

 自分は性懲りもなく、今だこちら側に居残っている。
 この歳になると正直、多少ヘヴィに感じることもあるけれど、それでもココに居ることを選んだのは自分だ。
 あの日の桜を忘れてしまう日まで、自分はココで風の中を泳ごうと思う。

 我に返って時計を覗くと、あと5分しかない。慌てて、来た道を戻った。


【あとがき】
 CHERRY BLOSSOM REVOLUTION。ジャガー後SMILEでの初武道館ネタっす。
 本当にあの時は桜が印象的で、ライブビデオでもだいぶフューチャーされているけど、よく関係各位(笑)が口を揃えて
「こんなに桜の似合うバンドは他にいない」って言ってたんだよな。
 今でも他バンドのライブで武道館に行くと、あの日のことを思い出します。それと、“日本国旗に敬礼を!”で“イエッサー!”も(笑)。
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THE SONGS REMAINS THE SAME 1. BUNCHED BIRTH
「もはや人は産まれるのではない。栽培されるものなのだ」
 と、俺はあの日、彼から告げられた。
 すぐに信じろと言われても、それは無理だろう。広大な暗黒の中の“人間畑”を目の前にしたって、タチの悪い悪夢としか思えなかった。実際、俺は拒否反応を起こしてみんなに迷惑もかけてしまった。

 だが、今では俺もそれを受け入れている。
 あの畑は俺の本当の故郷なのだ。俺はあの森の巨大な“木”の1本に実り、そして収穫された。木には他にも数え切れない程の房が頑丈に実っていたが、彼らは俺の兄弟と言った所だろうか。
 収穫された俺はそのまま、気が遠くなりそうな程に巨大なシステムにバッテリーの一つとして“装着”された。
 しかしその時、俺は母親の腕に抱かれ、父親にあやされていたハズだ。
[THE SONGS REMAINS THE SAME 1. BUNCHED BIRTH]の続きを読む
THE SONGS REMAINS THE SAME
先日の飲み会で、LOHDZのメンバーより、長期に渡るであろう
宿題が課されました。
たまに見かける“提供されたお題に沿って(小説とかを)書く”
というのと同じなんだけど、それを黄猿の曲で行けと......。
黄猿の曲ったってものすんごい数あんだよ! どーすんだよ!

しかし、別に黄猿、もしくは曲の内容に付随・関係したものである
必要は全くないそうで、厳しい締切も何もないため(笑)、
ストーリーでやってみることにしました。
続くかどうかわかんないけど。
っていうか多分、かなりこじつけがましい事になるんだろうね(^_^;

でもって、思いついたらここにアップしていきますが、
カテゴリー名は「THE SONGS REMAINS THE SAME」。
どっかで聞いたような聞かないような......(爆)。
ま、気が向いたら読んでちょうだいな。
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